多摩の情報発信プロジェクトGOODLIFE TAMAの産声「フューチャーセッションTAMA」に参加してきました
おはようございます。
多摩の地域密着型ブログサービス「たまりば」編集長こぐまです。
昨日は南大沢の首都大学東京の教室をお借りして開催された
「フューチャーセッションTAMA2015」に参加してきました。
多摩地域の豊かな暮らしの魅力を再発見するワークショップで、
「GOODLIFE TAMA」情報発信プロジェクトが主催。
この団体名が表に出るのは、このワークショップが初めてですが、
以前から僕も参加させて頂いていた多摩の地域メディア連携会議のメンバーから生まれた、
多摩広域での地域情報が飛び交う仕組みを作り、事業化しようというグループです。
来年4月に法人化するのを前に、改めて「多摩の魅力」を見つめ直そうというもの。
多摩の地域密着型ブログサービス「たまりば」編集長こぐまです。
昨日は南大沢の首都大学東京の教室をお借りして開催された
「フューチャーセッションTAMA2015」に参加してきました。
多摩地域の豊かな暮らしの魅力を再発見するワークショップで、
「GOODLIFE TAMA」情報発信プロジェクトが主催。
この団体名が表に出るのは、このワークショップが初めてですが、
以前から僕も参加させて頂いていた多摩の地域メディア連携会議のメンバーから生まれた、
多摩広域での地域情報が飛び交う仕組みを作り、事業化しようというグループです。
来年4月に法人化するのを前に、改めて「多摩の魅力」を見つめ直そうというもの。

前半は、首都大学東京の菊池先生と、
御嶽の古民家を拠点にネイチャーガイドなどをされている土屋さんの講演でした。
以下は、お二人の講演を聞きながら打ったメモです。
■あらためて知ろう多摩地域の魅力、豊かな暮らし、その可能性
首都大学東京 菊池俊夫教授
多摩地域の魅力=カタクリの花が咲く地域だととらえている。
太陽の光が差し込む落葉広葉樹林(雑木林)は、植生が豊か。
落ち葉が肥料に使われたり、防風林など、人間の生活との結びつきが強い。
以前の多摩は、人間の管理が行きとどいていたので落葉広葉樹林が多かったが、
維持管理が行き届かなくなり、照葉樹林(陰樹の森)が増えてきている。
多摩は開発が進むにつれて、照葉樹林化が進み、森が減っている。
多摩地区の農家は規模が小さくなり、生産量も少なくなっているため、
大量仕入れが条件となる大都市の市場には向かない。
そのため、多摩地域の農家には地元の人たちに売る直売所が多い。
(多摩地域の住民=消費者は、無人販売でもきちんとお金を払ってくれる)
旬のものを旬の時期に地域の人に提供するのが多摩地域の農業。
安心安全、新鮮な野菜が手に入るのが、多摩地域の魅力のひとつ。
直売所は、農家と住民がコミュニケーションする場にもなっている。
「都市らしさ」と「農村らしさ」が共存しているのが「多摩地域らしさ」。
農空間や緑地空間を「余暇空間」としてブランド化していく活動がある。
小平では「オープンガーデン」という取り組みをしている。
自宅の庭を開放して、地域の散策を楽しめるネットワーク構築。
多摩地域の農空間は各地に点在しているが、これらを繋ぎ合せてネットワークにすることで、
「多摩の魅力」が作られているのではないか。
■森の演出家 土屋一昭さん
御嶽の古民家
ネイチャーガイド(バードウォッチング、アウトドアウェディング、古民家再生)
奥多摩町は94%が森林、891の巨樹・巨木がある。
森林セラピー東京都第一号
森育、人育、食育・・・小学校の授業で取り入れられている。
古民家でバーベキュー、ワークショップ(こんにゃく作り、そば打ちなど)。
日本のおもてなし。
東京多摩国際プロジェクト。
青梅の柚子を日本中、世界中に広げよう。

後半は、4~6人のグループに分かれてのワールドカフェで、
①多摩地域の魅力
②多摩地域の課題
③10年後の多摩地域の未来図
というテーマで語り合いました。
僕がご一緒したグループでは、こういう意見が出ました。
①多摩地域の魅力
多摩全体を束ねる行政がないおかげで、個人が積極的に地域活動をする土壌がある。
都心部に比べて家賃が低く人口も密集していないため、
アトリエのようなスペースを持ちやすい。
人口が420万人もいるので、そこで暮らす人たちの活動も多様。
②多摩地域の課題
いろいろな活動をする人たちがいるが、全体を集約する行政がない。
フリーペーパーやソーシャルメディアで、個々に情報発信はされているが、
全域の情報を整理して見られる仕組みになっていない。
③10年後の未来図
多摩地域の農家が築き上げてきた住民とのコミュニケーションの場としての「直売所」に注目。
急激に高齢化が進む地域においては、大型ショッピングモールではなく、
自宅から徒歩500m以内にある直売所で、野菜や本など色々な物が売られ、
併設されたカフェでご近所同士が顔を合わせて会話する、そんなまちになるといいのでは。
我が家の近所にも農家の方がやっている野菜の直売所があって、
近所の人たちは、散歩ついでに「今日は何が出てるかな?」と覗いてます。
居合わせた人同士で「これはこうやって食べるとおいしい」とか、
「にんじんがたくさん出てるから、お隣さんに教えてあげよう」なんていう会話が日常的。
生活に必要な情報は、何も従来型のメディアに載るようなイベントやショップの情報だけじゃなく、「あそこの直売所行くといいよ」という、身の回り500mで起こっていることも含まれるんですよね。
ただ、この身の回り500mの情報を全部拾うには、メディアの編集部にいるスタッフの取材だけでは、とてもじゃないけど手が足りない。
じゃあ、どうするか?
「みんなで手分けして情報を発信する」
「集まった情報をメディア編集部が整理する」
「メディアに載った情報をみんなで広める」
ということだと思います。
僕が「たまりば」で皆さんとやり続けてきたのは、
「みんなで手分けして情報を発信する」(ブログに書く)こと。
多摩地域の人口が420万人もいることを考えると、
まだまだこの一次情報の発信者が足りません。
「たまりば」は、引き続き「情報を発信する」人を発掘していきたいと思います。
そして、「たまりば」などで発信された情報の価値を最大化するのが、
「集まった情報を整理する」メディア編集部の役割。
ここは、「たまりば」編集部としての整理はもちろんですが、
広い目線で考えると、媒体の枠・市町村の枠を超えて、多摩全体の情報整理。
ここで活躍してくれるのがGOODLIFE TAMA。
まだ具体的なサービスがお披露目されていませんが、
今回のワークショップでも課題として上がった多摩全域の情報の整理を、
GOODLIFE TAMAが担ってくれるのではないかと期待しまくりです。
「多摩のメディア連合艦隊を作ろう」と言い出したうちの一人なので、
これを事業として推進してもらえるのは、すごくありがたい。
「たまりば」も、GOODLIFE TAMAと連携するメディアの1つとして、
地域の課題解決に貢献できれば幸いです。
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御嶽の古民家を拠点にネイチャーガイドなどをされている土屋さんの講演でした。
以下は、お二人の講演を聞きながら打ったメモです。
■あらためて知ろう多摩地域の魅力、豊かな暮らし、その可能性
首都大学東京 菊池俊夫教授
多摩地域の魅力=カタクリの花が咲く地域だととらえている。
太陽の光が差し込む落葉広葉樹林(雑木林)は、植生が豊か。
落ち葉が肥料に使われたり、防風林など、人間の生活との結びつきが強い。
以前の多摩は、人間の管理が行きとどいていたので落葉広葉樹林が多かったが、
維持管理が行き届かなくなり、照葉樹林(陰樹の森)が増えてきている。
多摩は開発が進むにつれて、照葉樹林化が進み、森が減っている。
多摩地区の農家は規模が小さくなり、生産量も少なくなっているため、
大量仕入れが条件となる大都市の市場には向かない。
そのため、多摩地域の農家には地元の人たちに売る直売所が多い。
(多摩地域の住民=消費者は、無人販売でもきちんとお金を払ってくれる)
旬のものを旬の時期に地域の人に提供するのが多摩地域の農業。
安心安全、新鮮な野菜が手に入るのが、多摩地域の魅力のひとつ。
直売所は、農家と住民がコミュニケーションする場にもなっている。
「都市らしさ」と「農村らしさ」が共存しているのが「多摩地域らしさ」。
農空間や緑地空間を「余暇空間」としてブランド化していく活動がある。
小平では「オープンガーデン」という取り組みをしている。
自宅の庭を開放して、地域の散策を楽しめるネットワーク構築。
多摩地域の農空間は各地に点在しているが、これらを繋ぎ合せてネットワークにすることで、
「多摩の魅力」が作られているのではないか。
■森の演出家 土屋一昭さん
御嶽の古民家
ネイチャーガイド(バードウォッチング、アウトドアウェディング、古民家再生)
奥多摩町は94%が森林、891の巨樹・巨木がある。
森林セラピー東京都第一号
森育、人育、食育・・・小学校の授業で取り入れられている。
古民家でバーベキュー、ワークショップ(こんにゃく作り、そば打ちなど)。
日本のおもてなし。
東京多摩国際プロジェクト。
青梅の柚子を日本中、世界中に広げよう。

後半は、4~6人のグループに分かれてのワールドカフェで、
①多摩地域の魅力
②多摩地域の課題
③10年後の多摩地域の未来図
というテーマで語り合いました。
僕がご一緒したグループでは、こういう意見が出ました。
①多摩地域の魅力
多摩全体を束ねる行政がないおかげで、個人が積極的に地域活動をする土壌がある。
都心部に比べて家賃が低く人口も密集していないため、
アトリエのようなスペースを持ちやすい。
人口が420万人もいるので、そこで暮らす人たちの活動も多様。
②多摩地域の課題
いろいろな活動をする人たちがいるが、全体を集約する行政がない。
フリーペーパーやソーシャルメディアで、個々に情報発信はされているが、
全域の情報を整理して見られる仕組みになっていない。
③10年後の未来図
多摩地域の農家が築き上げてきた住民とのコミュニケーションの場としての「直売所」に注目。
急激に高齢化が進む地域においては、大型ショッピングモールではなく、
自宅から徒歩500m以内にある直売所で、野菜や本など色々な物が売られ、
併設されたカフェでご近所同士が顔を合わせて会話する、そんなまちになるといいのでは。
我が家の近所にも農家の方がやっている野菜の直売所があって、
近所の人たちは、散歩ついでに「今日は何が出てるかな?」と覗いてます。
居合わせた人同士で「これはこうやって食べるとおいしい」とか、
「にんじんがたくさん出てるから、お隣さんに教えてあげよう」なんていう会話が日常的。
生活に必要な情報は、何も従来型のメディアに載るようなイベントやショップの情報だけじゃなく、「あそこの直売所行くといいよ」という、身の回り500mで起こっていることも含まれるんですよね。
ただ、この身の回り500mの情報を全部拾うには、メディアの編集部にいるスタッフの取材だけでは、とてもじゃないけど手が足りない。
じゃあ、どうするか?
「みんなで手分けして情報を発信する」
「集まった情報をメディア編集部が整理する」
「メディアに載った情報をみんなで広める」
ということだと思います。
僕が「たまりば」で皆さんとやり続けてきたのは、
「みんなで手分けして情報を発信する」(ブログに書く)こと。
多摩地域の人口が420万人もいることを考えると、
まだまだこの一次情報の発信者が足りません。
「たまりば」は、引き続き「情報を発信する」人を発掘していきたいと思います。
そして、「たまりば」などで発信された情報の価値を最大化するのが、
「集まった情報を整理する」メディア編集部の役割。
ここは、「たまりば」編集部としての整理はもちろんですが、
広い目線で考えると、媒体の枠・市町村の枠を超えて、多摩全体の情報整理。
ここで活躍してくれるのがGOODLIFE TAMA。
まだ具体的なサービスがお披露目されていませんが、
今回のワークショップでも課題として上がった多摩全域の情報の整理を、
GOODLIFE TAMAが担ってくれるのではないかと期待しまくりです。
「多摩のメディア連合艦隊を作ろう」と言い出したうちの一人なので、
これを事業として推進してもらえるのは、すごくありがたい。
「たまりば」も、GOODLIFE TAMAと連携するメディアの1つとして、
地域の課題解決に貢献できれば幸いです。

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