【地域づくりフォーラムin八王子】企業と地域活動団体のマッチングを提起してきました
こんにちは、多摩の地域密着型ブログサービス「たまりば」編集長の大熊です。
8月20日(日)に、八王子市主催の「地域づくりフォーラム in 八王子」というイベントで登壇させていただきました。
会場は2022年10月、京王八王子駅そばにオープンした「東京たま未来メッセ」(東京都立多摩産業交流センター)。
同イベントが行われたのは、東京たま未来メッセ内の300人キャパの会場で、事前申し込みなしの当日飛び込み制だったのですが、市の方からの情報ですと、猛暑の中、263名もの方にご来場いただいたそうです。
ありがとうございました。
これまでも「地域づくり推進会議」「地域づくりフォーラム」という、八王子市内の地域づくりを市民が主体となって考える取り組みは行なわれてきたそうです。
僕も八王子市民ですし、地元町会ではお祭りの実行委員に足を踏み入れているわけではありますが、今回僕に登壇のお話があったのは違う理由でした。
(お祭り大好きな人は、八王子に数十万人規模でいそうですしね・・・笑)
これまで登壇されてきた方々は、大学の先生、地域推進会議に携わっている方々がほとんどだったようなのですが、今回は「別な切り口から地域づくりを考えるきっかけに」ということで、地域活動にも関わっている「企業の人」という枠が新たに設けられ、大役を仰せつかりました。
「え、でも何をしゃべろうか・・・?」
実はこれが、このご依頼を受けたときの第一声(笑)
これまでも様々な場でお話させていただく機会をいただいて来ましたが、今回は「地域づくり」というフワッとしたテーマなので、来場される方が何を求めて来られるのかが見えなかったんですよね。
「たまりば」編集長として呼ばれているからには、お祭りの話してる場合じゃないし、どうすんかなー?と悩んで出した答えが「
クラウドファンディング」でした。
僕は日本クラウドファンディングプロデューサー協会の研修を受け、「キュレーター」としてクラファンが成功するようにお手伝いする仕事も行なっています。
クラウドファンディングは、ご存知の通り資金調達のための1つの選択肢です。
「地域づくり」を「地域の課題解決」に置き換えてみるとわかりやすいのですが、課題を解決するには多かれ少なかれ資金が必要。
実際に、僕以外で登壇された方も、資金不足を訴えていらっしゃいました。
地域づくりという行政が旗振り役になっている取り組みなので、補助金で立ち上げや運転資金を賄うというのが正論ではあると思います。
ただし、補助金を支給してもらうためには事前の申請手続きに時間と手間がかかります。
中にはこうした手続きを行なう時間すらとれない団体もあるでしょう。
僕がお手伝いした「こども食堂ふくろうはうす」は、まさに補助金申請をしている暇がない団体でした。
クラウドファンディングを行なった当時は、コロナ禍で困窮する子育て世帯に緊急食料支援をしている真っ最中。
日々、食料を求めてやってくる方々への対応を最優先したい中で、補助金申請にまで手が回らない。
だけど資金が底をついてしまったら食料支援が行なえない…。
そんなときに、ご相談を受けてお手伝いしたのがクラウドファンディングでした。
もともと、ふくろうはうすには子どもたちを連れて遊びに行っていたので、信頼関係ができていたから、相談しやすかったというのもあるかと思います。
クラウドファンディングは、あくまで一例で、八王子、あるいは多摩地域にはいろいろな道の専門家の方がいらっしゃいます。
なかには「地域のためだったら、特別価格で対応するよー」というコミュニティビジネス、ソーシャルビジネス的な感覚をお持ちの方もいると思います。
地域活動をされる方々は、自分たちでは解決できない専門領域は、そうした方々にお任せするという選択肢も視野に入れていただくと良いのではないでしょうか。
また、講演中に石森市長にも突然提案させていただいちゃいましたが(笑)、どこにどのような専門家の方がいるのか、普通に生活している中ではわかりません。
コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス的な関わり方で地域課題を解決できる人のデータベースを構築する辺りから、八王子市として検討いただけると多くの地域づくりが前に進むのでは?と思っています。
結構、真剣です。
石森市長、よろしくお願いします!
・クラファン・サポート第1弾「子育て世帯への食料支援を継続したい」
・多摩の地域密着型ブログサービス「たまりば」
・【たまりば編集長も登壇】地域づくりフォーラム in 八王子 ~つながりが未来をデザインする、八王子の地域づくり~
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