新宿区立花園小学校4年生が伝える「ながらスマホ禁止!」

たまりば編集長こぐま(ジェイ・ライン株式会社 大熊雅樹)

2015年03月12日 23:00

こんばんは、最近スマホサイトの重要性を説明するときに、
従来の1.5倍の大きさで発声しているWebプランナーこぐまです。

うちの会社は、新宿御苑前にあるんですが、
今朝、地下鉄を降りたら、地元の小学生がこういう手作りチラシを配ってました。

「ながらスマホは危険だからダメだよ」と訴えるもの。




このチラシの効果か、今朝の新宿御苑前は、
歩きながらスマホを見てる人が、普段の半分以下だったように思います。

子どもたちが寒い中チラシを渡してくれるという行為が、
都会で働く大人たちの心を動かしたんだと思います。

ながらスマホ、本当に危険です。
何度、ぶつかられたことか。
特に都心部、人が集まる場所、様々な角度から歩行者が交差するような場所は恐い。

都会は、スマホを見ながらじゃなく、前をしっかり見ていたって、
すれ違う人と接近し、肩がぶつかり…みたいなことが日常茶飯事。

スマホで情報を入手したり、ソーシャルメディアを更新したり、
マップを見ながら歩いたりするのは、確かに便利かもしれません。
だけど、そのために人に怪我をさせたり、自分が怪我をしたりするのは馬鹿馬鹿しい。

移動中にスマホ操作が必要なときは、通行の邪魔にならかい場所で立ち止まる。
もしくは、落ち着いて操作できる場所に到着するまでは我慢する。

あわせて、スマホサイト制作・スマホアプリ開発に携わる業界の人も、
サイトやアプリ設計をする際に、「ながら」を誘発するような構成は避ける。

便利で面白ければOKという軽いノリはやめましょう。


僕は地域ポータルサイトを運営する立場なので、
ある意味、地域のお店までお客さんを誘導するスマホサービスは、
積極的に提供していかなくちゃいけない立場の人間です。

だけど、スマホを見ながらじゃないと集客・誘客できないのか?
そんなわけありません。
街を歩きながらお店探しをする人ばかりを狙い撃ちするんじゃなくて、
「前からこのお店行ってみたかったんだよねー」という人を増やす。
そういう手法だってあるわけです。

僕は個人的に、スマホのマップアプリを信用してません。
マップに掲載されている情報が正しいかどうかという意味じゃなく、
スマホでマップを見ながら目的地を目指す人と同行して、何度も迷子になったから。

スマホのマップアプリって、多くはGPSで現在地を測定し、
「いまあなたはこの辺にいるよ」
「こっちに向かって進んでるよ」
「目的地はここだよ」
っていう、「今ここ」という情報をもとにリアルタイムに表示が変わっていきますよね。

僕が方向音痴なせいもあるんだと思いますが、
スマホのマップでは、全体像が掴みにくいので、
「あとどれくらいで到着するのか」や、
「通り道にどんなものがあるのか」、
といった情報を把握しにくいように思うんです。

カーナビに頼ってると、道を覚えられない感覚に似てるかもしれません。

話が反れてってますが、要は僕は「最新Webサービスなんでもウェルカム」
ではなくて、取捨選択が大事だと思ってます。

冒頭に書いた「スマホサイトの重要性」は、近いうちに改めて書きますが、
なんでもかんでもスマホ対応すればいいってもんじゃない。

スマホで発信すべき情報は何か?を考えると同時に、
ユーザーはどんな環境でこのサイトを見るんだろう?
ということも考えようね。

今夜は、そんなお話でした。

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