「スマホを手にまち歩き」は地域活性化の決め手になるか?

たまりば編集長こぐま(ジェイ・ライン株式会社 大熊雅樹)

2015年02月17日 23:00

Googleが提供する位置ゲー「Ingress」というアプリが、
今朝のNHKニュース番組で取り上げられてました。

この手の「スマホを手にまち歩きを楽しもう」系のアプリは、
国内外でいろいろ出てますが、「アプリが流行ってる」という話はよく聞くものの、
「アプリのおかげで、まちが活性化した」という事例は、まだまだ少ないように感じます。

若者→常にスマホが手元にある→アプリだ!→たくさんダウンロードされた
→たくさん使ってもらえた→アプリ内に広告枠作ろう→儲かった→あれ?

という、「地域活性化」が抜け落ちて、「アプリ事業は成功した」っていう、
変なスパイラルに陥りがちなように思います。
たぶん「たくさんダウンロードされた」辺りから、おかしくなってく。

スマホだけでまちが賑わうなんてはずがなくて、
まちを活性化させるためには、ちゃんとまちづくりしなきゃ無理。
その上で、初めてアプリとかソーシャルメディアとかの「飛び道具」が活きるんです。

Webサービスの運営者が言うのもおかしな話ですが、
事件はスマホで起きてるんじゃない!
現場で起きてるんだ!

これ、見失わないように気を付けましょう。

「たまりば」や「オオサカジン」は、「ブログ」というWebサービスだけを
提供して、地域を活性化しようとしてるのではなく、
まちの課題、お店や会社の課題を把握して、必要なものを提供していきます。

課題を知るには、僕たち自身もまちに出ないといけない。
そんなわけで、地域の皆さんとの交流の場、「八王子ブログ村」、2月もやります。

詳しくはこちらをご覧下さい。
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