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おはようございます。
多摩の地域密着型ブログサービス「たまりば」編集長こぐまです。

「たまりばグローバル」でも取り上げさせて頂いた「冬桜のリーベ」の公演を観に行ってきました。
（主催：おもてなし国際協議会）

第二次大戦中にドイツの大学で学び、戦後も郊外のヴリーツェン市に残り、地域の医療を支えた八王子出身の医師・肥沼信次さんの生涯を描いた作品です。

肥沼さんは、戦時中に海外へ向かい活躍した、まさにアウトバウンドの先駆者ですね。

会場は、北野駅北口駅前のコピオの上にある北野市民センター。
収容人数は200人くらいですかねー。

戦時中から戦後のドイツでの医療活動を描いた作品となると、重苦しい雰囲気の公園になるのかと思いきや、ときおり笑えるシーンを盛り込んだ演出になっていて、肩の力を少し抜いて観ることができました。



開演前に出てきた、この2人組が笑えた。
おかん（笑）


主題はもちろん、肥沼信次さんがドイツでたくさんの市民の命を救う物語。
薬が足りなければ遠くのソ連軍基地まで譲ってもらう交渉に徒歩で向かうし、栄養が足りなければ体力がつかないと野菜を買い集めて来る。

異国のヴリーツェン市で、医師としての役割を超えて命を救うために行動する肥沼さんの姿は、地元の方たちから尊敬され、愛される存在となっていきました。

当初、放射線医療を学ぶためにドイツに渡った肥沼さんですが、時代の変化の中で、地域医療を担い、1人でも多くのドイツ人の命を救おうと命がけで取り組む姿に心を打たれました。

もともと描いていた目標とは違ったことに生き甲斐を見出だし、成功を修めることもあるんだと学びました。

・八王子市・ヴリーツェン市友好交流協定締結記念、肥沼信次の生涯描く演劇「冬桜のリーベ」上演