地域とWEBを、コツコツと。

日野市の明星大学に、多摩地区を魅力ある町にしようと燃える、
コミュニティビジネスの関係者が集まりました。
今年で6回目を迎えた「多摩コミュニティビジネスシンポジウム」です。



内容をざっくりとご紹介します。

講演を聞きながらのメモなので、書き方が雑なのはご容赦下さい。

第１部の基調講演
「思いを実現することと、稼ぐこと」 クルミドコーヒー店主 影山知明様

コンサルタント、ベンチャーキャピタリストを経て、カフェの店主に。
自社で運営しているマージュ西国分寺というマンションの１階を店舗にした。
地域通貨ぶんじ中心メンバーの一人。

思いを実現しながら、稼ぐ秘訣は、普通ではかけないような時間と手間をちゃんとかけること。

◯ちゃんと営業する。
営業時間、貸切になっている、メニューが足りない…お客に不自由させてはダメ。

◯空間に手を抜かない。
店内は当前、トイレなど。

◯ロスを起こしてもアウトを起こさない。
仕入れを抑えるのではなく、不足させないこと。

◯正対して、ちゃんとお迎えをする。
コミュニティができていると感じると、新規のお客様が入りにくい。

◯スタッフがお店のことをちゃんと説明出来る。
接客が伴うホールは店主やベテラン、説明苦手なスタッフはキッチンなどの工夫。

◯定休日に、週に１回の全体ミーティング
情報共有と実施事項の仮説検証。

◯演出覚書
お店を作るときの企画書のようなもの。
手間暇かけて作った過程をホームページでも公開している。

今は、生産量を増やすことよりも、質が問われている。
消費者的な人格ではなく、贈与者的な人格を重視。
人は、手間暇かかったものをもらったら、お返ししたくなる。
贈与者的な人格を呼び起こすためのギフトを提供していくべき。
消費者的、資本主義的な感覚ではなく、ギフトを贈ることと、
そのギフトを理解する受け手の存在が育つことが、コミュニティビジネス成長の鍵。

多摩地域が、人の仕事の価値（表から見ただけではわからない努力）を理解できる町になれば、
チェーン店が戦えない、コミュニティビジネスでなければ成功しないような地域になる。

↑この考え方、非常に共感しました。


第２部分科会
「20代30代が地域を変える 次世代の芽アワード」
・コワーキングスペースcoba−chofu 薩川良弥氏
調布でコワーキングスペース、調布まちみらい会議、運営。
・旭川市公認観光大使 朝妻久実氏
FM西東京パーソナリティーとして旭川を発信。新宿駅前でチアリーダーやってる人。
・カフェフレンズ 竹内聖織氏
武蔵野市でコミュニティカフェ運営。何度も顔を合わせるうちに仲間になれる。
自由に使える空間、パソコン作業もできる、イベント企画。

なんで土曜日に、僕がこのシンポジウムに参加しているかというと、
実は「たまりば」とコミュティビジネス、
あるいは多摩CBネットワークの関わりは深いんです。

オープン当初の「たまりば」を親身になって支えてくれたのは、
以前からの仲間や、そのお知り合いの方たち。
まさに、「みんなで地元の情報を発信しよう」という有志による
草の根ネットワークとして始まったのが、「たまりば」初期。
この頃から支えてくれている人たちは、今でも公私ともにお世話になってます。

次の段階で、たまりばの拡大に協力してくれた人、それがCB関係の方たちでした。
地域活動、地域ビジネスに携わる人たちの情報発信の場として、
多摩CBネットワークに参加して頂いている人たちにも、
たくさんブログを書いて頂いています。
ブログ活用講座なんかも開催させて頂いています。

「たまりば」自体のビジネスモデルは、広告や制作のお仕事を頂いて、
広告代理店・WEB制作会社としての収益を上げることなので、
コミュニティビジネスのど真ん中にいるわけじゃないんですが、
情報発信の場を提供するという役割で考えると、
コミュニティビジネスの間接的な支援もさせてもらっているわけです。

シンポジウムにな、受講者としてだったり、パネリストとしてだったりで、
ほぼ毎回参加しているんですが、今回はいつもと雰囲気が違いました。
若返ったというのかなぁ。

以前は、シニア、子育て中のママさんが多かったように思うんですが、
今回は20代30代の人たちが非常に多かった印象を受けました。
地域でのコミュニティビジネスが、若者にも浸透してきた証ですね！

コミュニティビジネス関係者の皆さん、「たまりば」は引き続き、
地域を元気にさせる活動を応援していきます。
インターネットでの情報発信に、ぜひ「たまりば」もご活用下さいね。

・コミュニティビジネス関係者が集う「多摩コミュニティビジネスシンポジウム2015」
・たまりば